仕事で訪れた「新宿区信濃町にあるK大学病院」でのひとこま
病院という場所は結構私の仕事場になることが多く
ここ数ヶ月の間にも5~6箇所の病院と
多かれ少なかれ関わりがありました
・・・が・・・
この、国内では最高峰にランク付けされるこの病院には
意外にも初めてお邪魔することになったのでした
駐車場の中をサクッと見渡しただけで
「普段お世話になる病院とは違うな~」
という納得のお顔触れ
なんたって、ベ〇ツや〇ウディなる高級外車や
高級国産車がズラーリ
可愛い黄色ナンバーなどは一台も見当りませんし
5ナンバーさえチラホラしか見かけられません
医師の所有なのか、医学生の物なのか
はたまた患者さんが乗って来られた物なのか
多分、そのどれもが当たっているんでしょうけれど・・・
しかし、まぁこれはこれで貴重な体験です
ちょっとそこいらでは見られない光景かもしれません
また、一目で学生さんとわかる若者たちは
見た目いいとこのお坊ちゃんお嬢ちゃん風
持ち物も身につけている物も、パリッとして高級な感じです
きっと目にしたほとんどが、勤務医や開業医の御子弟なのかもしれません
偏見の目で見なくても
自然と感じるこの空気は
なぜか異空間の気分を味わえる場所だと思いました
政財界や高所得者層の方々は
抵抗無くお世話になれる病院なのかもしれませんが
・・・しかし・・・
「病」 に対する対応は
どんな人でも平等に受けられるべきだという観点から見れば
何か腑に落ちない気分がついて回りました
この病院の理念の一行目には
患者さんに優しく患者さんに信頼される患者さん中心の医療を行います
と記してありますが
平均よりずっと上の生活水準の人が思う優しさと
一般の患者さんが求める優しさが
はたして同じ物なのかどうか
私には疑問に思えて仕方がありませんでした
でも・・・もしかして逆に考えると
必要不可欠な医学的治療や、技術や機器や研究や・・・
それらが想像をはるかに超える莫大な費用のかかるものだから
そういう「怪物」に臆することなく、
平然と立ち向かえることのできる器であることも
大病から患者さんを救うことになるための必要条件なのかもしれない
・・・と・・・