★深夜の緊急調査
0時半に携帯が鳴りました
ちょうど前の案件が終わって
事務所へ戻り
「さて今日の報告書を書こうかな・・・」
と、思っていたところでした
「こんなに深夜のお問い合わせはもしかして・・・」
と、思ったところ
やはり急を要するご用件でした
電話の向こうの若い女性は
「盗聴器が仕掛けられているような気がして仕方がないんです」
と、怯えた声で『SOS』
そんな不安にかられていては、眠れないでしょ
・・・ってことで
急きょ盗聴器の捜索に出動することになりました
★深夜に急きょご訪問
まずは外に出ていただいて
私の車の中でおおよその経緯を伺ったところ
お店にいらした「お客さん」として知り合った男性から
個人的なお誘いがあったのですが、
丁重にお断りしたことが発端で始まったとのことでした
お店の方へ何回も無言電話や嫌がらせ電話があったり
最初は誰の仕業か分からなかったものの
その後、帰宅時に何回か尾行をされたこともあったとかで
この時点で「あの時の・・・」と思い当たったそうです
そして、数日前には
とうとう、アパートの新聞受けに怪文書が入っていて・・・と・・・
ここまで来ると
典型的なストーカー被害に発展してしまっている状況でした
★一人暮らしの女性だから
普段から周囲に気を配りつつ、
慎重に行動していたとのことでしたが
アパートを突き止められてしまって
怪文書が出現するようになると
女性の不安が極限に達するのは当然のことです
★いよいよ室内を調査
女性の部屋を隅々まで丹念に捜索
なんと、ほどなく盗聴器はみつかりました
一番手軽な、『差込みコンセント型』
詳しい状況などは個人情報が絡みますし
今後の展開への影響を考えて具体的には書けませんが
まさに女性の不安は的中した結果となったわけです
「これでやっと安心して眠れます」
と一時的にその女性の表情は明るかったのですが
今後の注意点や心構えを伝え
「また少しでも不安になった時は
夜中でも構わず連絡して下さい」 と言葉を残して
その家を後に致しました
一人暮らしの女性が年々増えて行く中
その姿を、影からジッとみつめる敵も
残念ながらそれと比例して増えるのが現実です
それもごく身近に・・・ということを
普段からもっと心に留め置いておくべき・・・
と切実に思う事案でした